1920年にアメリカで世界初の公共ラジオ放送が始まりUV-201A(GE)などのラジオ用の真空管が多数開発されましたが、それに先立って1913年からWE(Western Electric)は電話中継器用として真空管を開発しました。第1次世界大戦にける過酷な現場にも対応するため、1918年に真空管205Bを軍用に改良したVT-2が誕生しました。
また、第1次世界大戦が終了した1920年代中頃には映画ブームが到来し、映画用に光電管が生産されました。1925年にWEは光電管1A,2Aを開発し、1926年には1Aを改良した3Aが誕生しました。
光電管による光電効果の現象は光の粒子性の性質を示し、1905年にアインシュタインは「光量子仮説」により光電効果における光の粒子性を説明しました。また、アインシュタインの「光量子仮説」と1900年のマックス・プランクの「エネルギーの量子化仮説」をきっかけとして1926年には量子力学が誕生しました。
・参考資料「光の粒子性の誕生の歴史」(pdf.ファイルにリンク)
イベント・講座についてや、当館に対するご質問などございましたらメール・お電話にてお問い合わせください。
お問い合わせ