1888年のヘルツによる電磁波の実証の後、1899年にマルコニーが大西洋横断無線通信に成功しました。マルコニーは受信検出器にコヒーラを用い情報信号は0/1のデジタル信号でしたが、1902年にはフェッセンデンが振幅変調を発明し音声信号の送信に成功しました。また、ループアンテナなどの現代でも重要なアンテナ技術の多くはヘルツ、マルコニー、テスラにより無線通信の初期のころから用いられていました。そして、受信感度の向上とスピーカーで音声を聞く上で重要な真空管による増幅作用は1912年にド・フォーレにより発見され、本格的な無線通信の時代の幕が明けました。
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